2011年3月~6月 郡山グレースガーデンチャペル グレースコミュニティーサービス
私たちの支援活動のために、 ご支援くださった皆様に、心より感謝いたします。
支援金および支援物資をお献げくださった皆様
ボランティア支援をしてくださった皆様
神召キリスト教会 中央聖書教会 東京アーバンチャーチ 広島神愛キリスト教会 クラッシュジャパン 米国 AG 宣教師団
アメージンググレイス
日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団 神召キリスト教会 中央聖書教会 草加神召キリスト教会 溝の口キリスト教会
志村キリスト教会 東京アーバンチャーチ エヴァグリーン・チャペル 明石キリスト教会 南紀キリスト教会 大津キリスト教会 広島神愛キリスト教会 北岡リカルド師(生ける神の宣教教会) 友原安子姉(中央聖書教会) 藤田アルフォンソ明兄(藤沢オリーブチャペル)
コンボイオブホープ クラッシュジャパン 声なき者の友の輪 米国 AG 宣教師団 アメージンググレイス VIP 新宿アルファコース 丹下設計事務所 マリオン・リム師(エバンジェルファミリー教会) ヴォルクハンド・スパイツァ-師 伊藤雅朗師(釧路ハーベストチャーチ) 仲間ナオミ師(グレイスアジアインターナショナルチャーチ) 柏喜代美姉(亀有ハウスチャーチ)
名古屋ユニオンチャーチ ジーザスライフハウスチャーチ東京 POKROVSK
2011.3~2011.6 現在
大地震! そして支援活動へ
3月11日、東北地方で大地震が発生しました。郡山グレースガーデンチャペルの会堂でも、壁に亀裂が入り一部がは がれ落ち物が散乱しました。未曾有の巨大地震と大津波は東日本大震災と名づけられ、各地の被害のすさまじさは、日を 追って明らかになっていきました。そのような中、郡山グレースガーデンチャペルは教団の支援活動の拠点となり、支援 物資が次々と届けられました。そしてかねてより教会の中に立ち上げていた、グレースコミュニティ-サービス(GCS) を通して災害支援活動が始まりました。届いた物資を石巻市やいわき市へ支援のため送り届け、市内の避難所になってい る小学校で炊き出しを行い、ビッグパレットでは子供たちのお世話をするボランティア活動が毎日行われました。
3/11 地震直後の会堂内
3/20 礼拝後にとりなし祈りあう
3/24~ ビッグパレットで 子供たちのお世話をする
3/22 3/25 薫小学校で炊き出し 桜小学校で炊き出し
届いた支援物資の仕分け作業をする広島神愛キリスト 教会と東京アーバンチャーチのボランティアスタッフ
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3 月 11 日の大地震発生から 1 ヶ月がたつ中、グレースコミュニティ ーサービスでは、ビッグパレットで避難生活を送っている家族のケアや 新たな生活へ向けての支援をスタートさせ、また 4 月まで断水が続いた いわき市の避難所への物資支援活動を行なってきました。
GCS災害支援スタッフ 松本りえ
支援の働きの内容 おもにいわき地区の避難所に物資を運んでいます。
各避難所に事前に電話でお聞きして、そこの避難所で 必要とする物資を運んでいます。衛生用品、文房具、 ランドセル、スコップ、ほうき、食料、衣料品など様々 です。いわき地区が断水の時は、飲料水、生活水(洗 濯用、調理用)などを運びました。依頼があった翌日 には、お渡ししたいと思っています。迅速に正確に運 んで行きたいと願っています。
被災地を訪れ、現地の人と会って感じたこと 「いわき地区は、あまり被害はない・・」と思って 車を走らせていたら、急に景色が一変し、テレビで何 度も目にしていた津波で破壊された風景と同じもの が目に飛び込んできました。全壊、半壊、斜め45度 に傾く建物、真っ二つに割れた道路、泥に汚れトボト
ボと歩く痩せた犬(この犬の姿には今も胸が苦し い・・・)、何度か訪れたことのある沿岸付近が全く 違う世界になっていました。
物資を運び始めた頃は、避難所の方々やそこで働く スタッフの方々への配慮から、敢えて「事務的」にし ていました。何度かお会いする中で、主に災害担当の 方、スタッフの方と話すようになりました。
涙をうっすらと浮かべ悲惨な災害状況を話す○○ 教頭先生、軽やかな口調で明るく津波の過酷な状況を (目は思いやりと憐れみに満ちていた)○○校長先生、 誠実で真面目な災害担当の○○さん、などそれぞれが 辛さの中で一生懸命働いておられます。被災者の方も 然る事ながら、現場で働くスタッフの方々の大変さを 改めて知りました。震災から一ヶ月余りを過ぎた今は、 更に一人一人の必要なもの、欲しいものに変化が出て きました。それらにひとつひとつ応えたい!!との思 いがありますが、自分の限界にもどかしさを感じてい ます。
支援の働きを通して受け取った恵み 3月 11 日以来、私の中で時計が止まったような感
覚を覚えます。毎日毎日真夜中までテレビの震災番組 ばかりを見続けています。「例え、100歳まで元気 に生きてポックリ死んでもその先が無いのなら意味 のない一生だし、例え、津波にのみ込まれて無残な死 に方をしても、イエス様のそばに行けるなら、死に方 は問題ではない。でもこの災害に遭われた方たち は・・・」と考えると胸が張り裂けそうでした。
いわき市
災害に見舞われた人々を思い、塗炭の苦しみを思い、 泣いてばかりいました。
そんな時にこの働きをするようになり、動き回るこ とで随分と気持ちが楽になりました。そして一緒に働 く G くんの頼もしさを目にし、Iちゃんの働きぶりに 感心し、東京から信徒さんを連れて来られていたS先 生の優しいお心づかい(エネルギッシュな面しか存知あ げなかったです)に触れ、短期間で沢山の方との出会い があったことを本当に感謝しています。因みにS先生 の語る面白い話にはお腹を抱えて笑い転げました! 何よりも誰よりもイエス様がこの地の状況を憂いて おられ、愛と憐れみの主、再び建てあげてくださる主 イエスに期待をします。主がこれからなさる事に、私 たちがまだ見たことも聞いたこともない事をしてく ださる主にワクワクしております。福島が世界の証と なりますように祈ります。
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こ
支援の働きを通して受け取った恵み GCS 災害支援スタッフ 渡辺裕士 これまで、運転をして十数回いわき市の避難所を訪れ、支援物資を届けてきました。
地震後石巻に行って初めて壊滅状態を目の当たりにしてショックでしたが、いわき市も、 あまり報道されないので知られていませんが、同じ風景が広がっていたので、同じ福島 県でもこんなにひどいことが起こっていたということを知って胸が痛かったですね。
支援しているなどという気持は特に無く、言われたことをしているだけで、何か特別 のことをしているという実感はありませんが、大きなことじゃないかもしれないけどや れるんだなと思えることと、やれることをやっていけるということが今ある満足でしょ うかね。この働きを通して初めてアーバンチャーチの皆さんなどと出会えて、つながり ができたことがよかったなと思います。
い わ き 市 立
湯本
第
二 澤中 井学
史郎 校長
にていし目中害ほ・ 心 体 る 等 線 、こ 等 ど ・ か調おのにのがス、避 らをかボた避原ト難 感崩げラっ難因レ所 謝しでンて所でス生 した、現テので体や活 て方在ィ支は調運が いはまア援、を動長 まいでに物被崩不く すま誰支資災す足な 。・せん一えや者方、れ ・。人ら炊とが栄ば ・本とれき同多養な
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デザート作り ボランティア
お礼のはがき をいただきま した!
ボランティアカット
4/5-6知人の美容師さんの協力を得てボランティアカットを行い、2日間で 120 名の避難者が利用しました。教会の高校生たちもスタッフとして手伝いました。
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4/27(水) ビッグパレットで、リンゴとイチゴのデザート作りボランティアを 行ないました。「手伝うよ!」と言って、避難者の方も加わってリンゴの皮むきを 手伝ってくださいました。
東日本大震災・・ 巨大地震と津波の発生から2ヶ月半が過ぎる中、グレースコミュニテ ィーサービスの支援活動は被災地や避難所の被災者のニーズに合わせ て変化していきました。
5/8(日) 母の日にビッグパレットを 訪ね、女性の避難者の皆さんに京都のベ イキングアーミーから提供されたクッ キーをプレゼントしました。
5/19(木) 教会の皆さんが捧げてくださった献金で自転車を10台購入し、クラッシュジャパンから提供された5台と合 わせて、岩手県の大船渡市綾里地区の漁協組合長さんを始め関係者のご家庭に届けました。大船渡では多くの住宅と車が津 波で流されてしまい、自転車が欲しいとの要請を受けておりました。
ワゴン車から自転車を降ろし始めると、「ああ、いいな、うちにももらえないの?」と言って近所の人たちが次々に集まっ て来られという場面もありましたが、受け取られた皆さんからは、大変喜ばれ感謝をされました。
青森
秋田
山形
岩手
大船渡
宮城
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5/30(月) クラッシュジャパンから来られた講師による『ハンドマッサージセラピー』のセミナーを受講したあと、ビッグパレ ットで、ハンドマッサージボランティアを行ないました。中央聖書教会からのボランティアチームも加わり、1 階ホール前の通路に 設けられた十数メートルの特設コーナーに、館内放送のアナウンスにより四,五十人の避難者の皆さんが集まってこられ、1 時間半 に渡ってハンドマッサージを行ないました。5/31、6/7、6/20 にも継続的して訪問してハンドマッサージ行ない、避難者の皆 さんに大変喜ばれました。「マッサージを受けながら、話を聴いてもらえてうれしかった」と避難者の方からの声が寄せられました。
6/29(水) ラーメンの炊き出しを行いました。中央聖書教会とクラッシュジャパンのボランティアチームの応援を受けて、総勢 30 人で作った 750 食のラーメンがビッグパレットの避難者にふるまわれました。
6/1 福島民友新聞に掲載される
6/29 ラーメン炊き出しボランティアの皆さん
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震災から3ヶ月が過ぎました。郡山グレースガーデンチャペルは、教会内に立ち上げていた NPO グレースコミュニティーサービスを通して被災者への支援活動を行なってきました。郡山 市内の避難所となった小学校での炊き出し、宮城県と岩手県の被災地への支援物資や自転車の 運搬。いわき市の避難所への2ヶ月に渡る継続的な支援物資運搬。原発事故のために避難して きた人々が今も 1,000 人いる、教会近隣のビッグパレットでのチャイルド・ケアやお母さんサポ ート、リンゴの皮むき、ハンドマッサージ、ラーメン炊き出しなどのボランティア活動。
これらの働きのほか『生活スターターセット』支援という大きなプロジェクトを行ってきま した。この働きについてグレースコミュニティーサービス代表の三箇豊実氏にお聞きしました。 5/16
『生活スターターセット』というアイディア! 震災後ほどなくして、郡 山グレースガーデンチャペ ルでは、NPOグレースコ ミュニティーサービスを通 して被災者への支援活動を
始めました。 初めは、福島第一原発の
爆発事故による周辺の市町 村からの避難者 2,500 人で あふれたビッグパレットで、 子供たちを看るボランティ アをスタートさせました。
教会の高校生たちとビッグパレットに毎日通い、キッ ズコーナーで子供たちと遊んであげると子供たちも 親御さんたちも喜んでくださいました。
4月に入り小中学校の授業が始まると、子供たちの ケアに一区切りがつき、次は赤ちゃんや小さな子供た ちを看てあげて、お母さんたち が買い物や理容や配給所に行き やすいようにお手伝いをしよう と『お母さんサポート』を始め ました。そして子供たちのお世 話をしながら、お母さんたちの 話し相手になってあげると、避 難所生活のストレスや今後の生
活再建への不安を訴えてこられました。 避難所からアパートに移っていこうとしていた方
たちが生活を始めるにあたって、生活用品が何も無く 不安を抱えておられたのを見聞きし、何か支援はでき ないだろうかと考えていたときに『生活スターターセ ット』というアイディアが与えられました。そしてお 母さんたちにこういうのがあったらどうですか?と 尋ねたところ、そういうのがあったらうれしい、助か りますと返事が返ってきて、さっそく教会に寄せられ た見舞金をこれに充て支援を始めることにしました。
私たちの教会も修理が必要だけれども、寄せられた 見舞金をそのために使っちゃ申し訳ない、もっと困っ ている人たちのために使わなきゃと思ったんです。こ の支援のためにお金をかけなきゃ、持ち出ししてでも、 自分達の給与を削ってでもやろうと思ったんです。あ る意味信仰ですね、信仰がなかったらスタートできな かったと思いますし、このアイディアは神様からのも のだったから信仰に立てたのだと思います。
支援活動の支援者! このようにして、一家族に対して 25 万円の『生活
スターターセット』(生活用品 5 万円分+家電用品 20 万円分)の支援活動が始まりました。
ところが、まだ試案段階だったときに申込用紙を作 ってお母さんたちに見せたらすぐに3家族から申出 があり、それだけでも 75 万円のお金がかかることに
遠藤勝也富岡町長と会談した三箇豊実氏 なり、頂いた見舞金は一気に出て行くのですから、大
丈夫かなという不安が一気に押し寄せて来たのです。 その後の経済的な裏付けがあったわけではないのに、 いきなり支援活動が始まってしまったのですから、ぼ う然と会堂に座り込んで数日間は「神様!」と叫び求 めるしかなかったんです。(笑い)
すると、4 月 13 日にコンボイオブホープ(アメリカ アッセンブリー教団の支援団体)の方が教会を尋ねて 来られ、この働きについて話したところ「私たちに支 援させてください」と言ってこられたのです。同時に 「私たちにも信仰が要ります。あなたたちのことを知 らないのに、何百万円というお金を預けるわけですか ら・・」とも言われ、「ちゃんとやるのか? 何家族 に対してやるのか? いつまでやるのか?」と具体的 な質問もされました。そして彼らは、私たちの示した 具体的なビジョンに共感してくださり「災害復興のた めにお金を出します」と言って支援活動のための支援 者となってくださいました。
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その後もクラッシュジャパンや他の支援団体が同 じように共感し、支援してくださると言ってこられ、 この支援活動のために豊な支援金が与えられること に、なったのです。私たちにとっても初めての経験で すが、震災直後に支援活動のプランを考え、レベル1 からレベル4までの計画を立てて活動を進めていっ たときそのための必要もこのようにして備えられて いきました。神様の導きだと思います。
『生活スターターセット』お買い物!
赤十字から、すべての被災者に家電6点セットを提 供しますとの発表がありましたが、実際は仮設住宅に 入る方々が優先で、借り上げ住宅(アパート等)に入 る方々は、待っておられました。そういう方たちにと って良い支援となったことが、この働きをして良かっ
たなと思うことです。 まず、支援の申込みを受け、面談をして日時を決め
て一緒に買い物に行き、必要なもの買っていただくと いうことをしています。面談をしながら、それぞれ異 なった状況と必要があるので、この家族にとって必要 なものはなんだろうと想像力を働かせながら、「これ はどうですか?」と提案する場面も多々あり、この働 きは行動力だけではなく想像力が問われる仕事だと 思いました。つらい思いでいっぱいになっている被災 者の方たちの気持を察して必要なものを提案するこ とで、慰めになってくれればうれしいし、自分の町に 戻り自宅に戻るまでの期間、行き詰まって自殺したり、 家族が崩壊したりしないでがんばって生きていける ような、橋渡しとなるようなサポートしたいというの が一番の願いですね。そしてイエス様の愛を感じとっ ていただけたらうれしいですね。
今日も面談者から「このお金はどうしているのです か?」と聞かれ、「全部、日本と世界中の教会のクリ スチャンたちの献金ですよ。」と言ったら、びっくり していました。
お買い物に一緒について行き、買うものが決まるま で待ってあげるのですが、ある家族のお買いものでは、 高校生の息子がハンガーを一つ持ってきて見せ、「こ れを買ってもいいですか?」と聞いてきたので、「何 でも好きなのを買っていいよ」と言うと、また別なも のを持ってきては見せて「これを買ってもいいです か?」と聞いてくるということもありました。また別 の家族は、品物選びで夫婦喧嘩が始まるといったこと もありました。十の家族がいれば、十通りの必要と買 い物がありますね。
被災者から受け取ったもの
このようにしてこの働きが始まってから、被災され た方たちに寄り添ってきましたが、私は面談するたび に、心が 3 月 11 日に戻ります。私たちも被災者です が、彼らにとっては地震以降の出来事がまだ生々しい のです。会うたびに、あの日の出来事を聞かされます。
3 月 12 日の未明、原発で爆発が起こった直後、住 民は何も知らされずに、ただ警官に警棒で早くバスに 乗れと追い立てられて、何がなんだかわからないまま、
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戻りたくても戻れない現実を、子供なりに感じ始めて いるようです。親として、子供の不安定な様子を見て、 切ない気持ちでいるときに、たまたま三箇さんにビッ クパレットで出会い、そしてこのような高価なものを 支援して頂きました。本当に感謝の気持ちでいっぱい です。福島市で避難生活をしてから約 2 ヶ月がたちま すが、この 2 ヶ月、人と人とのつながりや、助け合い のすばらしさを日々実感してきました。多くの方々か らサポートして頂いていることに感謝しています。今 は、恩返しができるような心のゆとりや、経済的なゆ とりがありませんが、自分たちの生活が落ち着き、軌 道に乗ったら、自分たちができる形で、困っている 方々へ手を差し伸べていきたい、そう感じています。 今回は本当にありがとうございました。品々の前で子 供達と写真を撮りました。添付させて頂きます。
携帯電話しか持たずに着の身着のままで、ある人は郡 山市に、ある人は三春町に連れてこられました。まる で戦時中の出来事のようだったそうです。「つらかっ たですね」と言い、その人たちと一緒に涙を流します。
いろいろな事情の人がいて、泣きながら喜んで丁寧 にお礼を言って受け取る方もあり、買い物が済むとさ っさと行ってしまう人もいますが、とにかくこの働き をする喜びを感じています。それは不思議なことです が、神様の計画が始まったと感じ、イエス様が来られ るのが近づいていると感じるからなんです。
一人でも多くの人が教会に関わり触れることで、福 音を聞くチャンスにつながっていくと期待するから なんです。イエス様が来られたときに、たとえイエス 様を信じていなくても、教会があったことを思い出し て欲しいと思うんです。そういう気持でやっていると 楽しいですね。こうして急激に、今までにないほどに 多くの種を蒔くチャンスが与えられたのです。もちろ ん私たちだけではできなかったことで、お金が無かっ たら出来ないことですが、思いもよらない会ったこと もない人たちから、こんなにたくさんの献金が送られ て来て、神様の計画なのだなと実感し、ワクワクして 楽しいなと感じながらやらせていただいています。
6 月 15 日の面談より・・
一組の年配のご夫妻と面談した。二人とも眉間にし わを寄せ、じっと私を見ながら説明を聞いておられた。 「この支援金は世界や日本各地のクリスチャン達が、 福島県の相双地区の皆さんに少しでも生活のサポー トになれば...と送って下さっています」と話すと、
じーっと見るお二人の目がドンドン赤くなって、奥様 はぽろぽろと静かに涙を流した。 「後ろから茶色の津波が追っかけて来て、走りながら やっと高台の畑へ逃げたんです。財布だけ持って。つ っかけで。寒くて。車も流され家も全壊らしいんです。 まだ家を見てないので・・」二人はポツリと言った。
どんなにこのお二人は怖かっただろうと私も泣い た。「こんなにして頂けるなんて夢のようで。なんて 言ったら良いか」と真っ赤な目で私を見る。 「クリスチャン達は皆さんが少しでも明日への希望 を取り戻して頂きたくてちょっとのお手伝いをした いと各地の方々がお金を送って来て下さったんです。 小さな希望でも帰る迄持ち続けましょうね。」と私が 言うと、また涙。
頭の中にはずっとこの言葉があった。 『この希望は失望に終わる事がありません。なぜなら 私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの 心に注がれているからです。』 (ローマ5章5節)
『生活スターターセット』支援を受けられた あるご家族からのメール
先日(5 月28 日)は、グレースコミュニティーサービス の松本さんと渡辺愛さん(GCS スタッフ)と買い物をさ せて頂きありがとうございました。頂いたものは、大 切に活用させていただきたいと思います。あの大震災 と原発の事故により、それまで普通にすんでいた富岡 町には入ることができなくなり思い出のものを置き 去りにしてきてしまいました。子供達も最近よく、「富 岡にもどりたいね~」と口にするようになりました。
6月末現在、30家族(約 120 人)支援済。40家 族(約 160 人)予約済。合計70家族をサポートして いる。8月までに100家族を支援する予定。
継続支援を目的としたスターターセットに続く「セ カンドボックス」(生活消耗品等)をすでに支援した 30家族に送っている。
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6/2(木) いわき市の中学校でゴスペル教室&ミニライブが行なわれました。
4~5月に支援物資を届け続けた避難所となっていた江名中学校で、グレースコミュニティーサービスの もう一つの働きであるゴスペルを歌うチャンスへと導かれました。
アメリカから来日されたゴスペルシンガーのレイ・シドニー氏を招いて構成されたゴスペルチームが、中 学校の体育館で、1 時間のゴスペル教室&ミニライブを熱演し、被災地の生徒たちに慰めと希望を届けまし た。はじめは緊張して静かに聴いた子供も、終わる頃には盛り上がり、10 名の子供たちが壇上に登って、先 生と生徒たちが前に出てきて、レイさんの歌声に合わせての大合唱となりました。
待立 って て看
おら 板を れた 作っ 校長 てこ 先生 の日
を
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グレースコミュニティーサービス 3.11 東日本大震災
災害支援プラン
ケアイベント
2011 年 5月~8月
セカンドボックス
2011年7月 〜 2012年2月
フードボックス
生活再建
コミュニティー スペース
心のケア
+
目標 100~120 家族 月2回 6 ヶ月間サポート
3 千円(相当) ・野菜 ・缶詰 ・レトルト食品 ・お米 etc
2011 年 5月~8月
5 千円(相当) 生活消耗品 ・トイレットペーパー ・ティッシュペーパー ・ツメ切り etc
2011 年 3月~4月
避難所支援
生活スターターセット
目標 100~120 家族 サポート
25 万円(相当) ・家電用品 20 万円 ・生活用品 5 万円
仮設住宅 借上アパート 民間アパート
目標 100~120 家族 サポート
・チャイルドケア ・お母さんサポート