気仙沼に行ってきて・・・
まず、行く前に僕が東北に対して抱いていたイメージは、
①自分たちの寝起きするところもままならない。
②シャワーを浴びることはほぼ不可能。
③食事は自炊で、カップ麺などのインスタント食品で一週間をすごさなければならない。
というものでした。そういうことなので、それに備えて着替え一週間分、ホッカイロ50個、カロリーメイト数箱etc…という準備をしていったわけです。
ところがどうだったでしょうか。神様は本当にすごいですね。
まず、行きに必ず一度ガソリンを入れなければなりませんでした。ですが、私たちが目指していたサービスエリアに近づくにつれ、「ガソリン販売中止」やら「ガソリン残りわずか」という看板などや、数キロに渡る車の列が目立ち始めたのですが、当サービスエリアに到着してみると、わずか5分弱でガソリンを入れることが出来たのです。
また、前日まで氷点下だったため道路規制がかかっていた区域がありましたが、私たちの行く日にはぽかぽかの小春日和で、とてもすごしやすい天気でした。
そして、心配していた宿泊先は、岩手県内陸部にある『水沢聖書バプテスト教会』で、到着してみると、なんと、豚汁が用意されていました。そして寝る場所や食べるもの、またお風呂も、文句のつけようのないものでした。
ホント、いろいろ準備して行った自分が恥ずかしくなるくらいだったのです。
さて、到着した翌日から早速、気仙沼での活動が始まったわけですが、ここでも神様の導きがありました。
犯罪が多くなり、外部の人に対して閉鎖的になっている人々が多くなっていましたが、現地の教会員の加藤さんが仲介役になってくださり、何の違和感もなく被害にあわれた方々の家に上がらせていただけました。そうして加藤さんの家を中心としてその近隣の手伝いをさせていただき、その中でも、また新しいつながりや関係が生まれたのです。
その一人に、小野寺さんという方がいます。
お昼ごはんの休憩の時に、その小野寺さんの家に招かれ、貴重なものであるはずなのに、味噌汁やかまぼこを準備してくださっていました。
そして話が弾む中で、私たちのこの行動が、自ら出たものではなく、イエス様の愛を実践するためのものであることを証することもできました。
またその小野寺さんの家の近くの熊谷さんという方の家にも上がらしていただき、津波でぬれて使えなくなった畳を運び出す作業を手伝わしていただきました。
こうしているうちに、私たちは、今自分たちがしているのは、被災者を助けてあげている、という『ボランティア活動』ではなく、イエス様の愛を実践する『愛活動(Love
in action)』であることに気づいてきました。
このようにして私たちは一週間の『愛活動』を終え、大阪に帰ってきました。そして帰ってきてからも神様から気づかされたことがたくさんあります。
まず第一に、当たり前のことが当たり前であることに神様に感謝することが出来ました。
また、ある方から「大変だったでしょう?もう嫌になるでしょう?」と聞かれましたが、僕はそのまったく逆でした。「もう一度行きたい。もう一度東北でイエス様の愛を実践したい。」
そして最後にですが、大阪に帰ってきてから見たNHKのニュースで、現地にボランティアセンターがようやく立ち上がったというのを聞きました。でもそのボランティアの人々の衣食住はそれぞれが確保しなくてはならないことが前提なのです。
それを聞いて、私たちが向こうでどれだけ恵まれていたのかを再び知ることができました。
本当にこの活動は、神様に祝福されたものだったと思います。
この証が、神様の恵みを、祝福を、そして何より愛を、出来るだけ多くのクリスチャンの方々に知っていただくチャンスとして用いられたらと思います。
最後に聖書箇所を一つ分かち合いたいと思います。
ありがとうございました。
「まことに主はシオンを慰め、その全ての廃墟を慰めて、その荒野をエデンのようにし、その砂漠を主の園のようにされる。そこには楽しみと喜びと、感謝と歌声とがある。」
イザヤ51:3
P.S. ここだけの話、最終日はみんなで焼肉と冷麺を食べに行きました。これも神様の恵み!
多村 勝輝 (大阪)
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